祈願祈祷は、目的などを達成するために、自分の努力だけでは足りない部分に神仏のご加護をもらうという事です。
祈願祈祷は『本気のお願い』だけ
誤解をしてはいけないのは、祈願祈祷は完全な他力本願になってはいけないということです。 自分が出来るだけ努力をして、それでも足りない場合に利用するものです。 祈願祈祷は、単純に神仏に祈れば何でも問題が解決する方法ではありません。 やはり神仏も日頃の行いを見ていて、努力をしてもなかなか報われない人を助けるという意味合いがあります。 そのため、毎日努力をしないでダラダラと過ごしている人には、なかなか力を貸してくれません。 祈願祈祷は、本当に頑張っている人だけが報われる可能性が高いのです。 そのため、「子供を受験で合格させたいので祈願祈祷をお願いします」と親がやってきても、やはり子供本人が必死で勉強しなければ、いくら祈願祈祷をお願いしても、願いは叶いません。
祈願祈祷による願望成就は『絶対ではない』
祈願祈祷を願えば何でも叶うものだと勘違いしている人がいますので、注意が必要です。 祈願祈祷によって物事が『叶いやすくなる』という表現の方が正しいです。 祈願祈祷をすれば絶対に叶うというわけではありませんので、過度の期待も禁物です。 天命を尽くして人事を待つ人が、最後の神頼みとして祈願祈祷を利用するのが正しい利用の仕方です。 そして、祈願祈祷をする時には、その願い事が、かなり真剣なものでないといけないということも大事です。
『祈願祈祷』と『送念』はちょっと違う
また、祈願祈祷と送念は、初心者にはわかりにくい部分がありますが、祈願祈祷は『神仏』に対してご加護をいただくために祈るのに対し、送念は相談者によって霊能者が『誰か』に念を送ることです。 簡単に言えば、念や祈りを捧げる対象が違うということです。 また、目的も、祈願祈祷は『ご加護をもらうこと』ですが、送念の場合は、『霊能者の念を送ってサポートすること』です。 そのため、状況によって祈願祈祷と送念は上手く使い分けていく必要があります。 自分が欲しいのが神仏のご加護なのか、それとも霊能者のサポートなのか、目的をはっきりさせれば、簡単に使い分けることができます。 占い用語の中には、紛らわしいことや難しい言葉が多いですが、やはり基本的な意味はチェックしておくほうが安心です。 カウンセリングの時にも、わからない言葉を並べられて説明するよりも、やはり自分で事前に調べておくことで、カウンセリング内容を、より良く理解することができます。 相談者もカウンセリング前に、少し勉強をしておくことをお勧めします。