魔術には、良い行いに使われる『白魔術』と、悪い行いに使われる『黒魔術』があります。 日本ではあまり馴染みのない『魔術』ですが、欧米では魔術を巡って、いまだにオカルト事件も起こるほど親しみのある占術です。
白魔術と黒魔術
白魔術は、恋愛占いなどに利用されることが多く、幸福の魔術という明るい一面があります。 一方、黒魔術は、願望を叶えるために、『悪魔』との契約が必要になる危険な占術と言われています。 悪魔召喚は黒魔術の代表的な儀式であり、悪魔を呼び出して、願望を叶えるための契約を行います。 この時に注意をしないといけないのが、相手が悪魔であるということです。 そして、悪魔との契約というのは、多くの場合『生贄』を捧げるケースが多いです。 願望を叶える代わりに人や動物の魂を引き換えるにするため、黒魔術を使った儀式を実際にする時には、殺人事件が起こる可能性もあります。 日本ではあまり黒魔術が浸透していないため、黒魔術の儀式による殺人事件は少ないですが、海外では実際に儀式の生贄にされたと思われる事件が未だに起きているのです。 そのため、魔術の中でも、黒魔術は邪法という印象があります。
黒魔術の場合は相談内容も物騒になるケースも
生贄を捧げてまで叶えたい黒魔術の儀式というのは、復讐による相手の死などを望むケースもあり、相談内容も過激なものが多くなります。 白魔術と黒魔術では、全く性質が違います。 白魔術であれば安心して占うことができますが、黒魔術の場合は、願望を遂げるためには、自分自身もリスクを負う可能性があると覚悟をしないといけません。 黒魔術はトラブルに発展する可能性も高いので、よほどの事情がない限りはおススメできません。 興味本位で行う占いではありません。
トラブルが多い黒魔術は避けるべき
自分はそれほど本気ではなかったとしても、黒魔術の狂信者に関わったことで、自分が生贄として捧げられる可能性もあります。 トラブルに巻き込まれたくない人は、やはり黒魔術には近寄らない方が安全です。 また、日本では、魔術以外にも安全な占いが沢山あります。 占いは魔術だけではなく、『復讐』や『悪い気持ち』から生まれる願望は、最悪の場合、自分に返ってくると言われています。 そのため、占いで行う相談内容は、人を呪うような願望ではない方がベターです。 相手を蔑めたいとか、痛い目に遭わせてやりたいと考えていると、それが自分に返ってくる可能性がありますので、よく考えてお願いをしましょう。 相談内容は自由ですが、やはり『人を呪わば穴二つ』という諺を覚えておく必要がります。